「Webサイトを作ったのに、問い合わせが全く来ない…」 「アクセスはあるはずなのに、商品が売れない…」
多くの経営者様やご担当者様が、このような悩みを抱えています。その原因、もしかしたらWebサイトの**「第一印象」**にあるのかもしれません。
ユーザーがWebサイトにアクセスしてから、そのページに留まるか、すぐに離れてしまうかを判断する時間は、わずか3秒と言われています。この「3秒の壁」を突破し、お客様の心を掴むための2つの重要なポイントをご紹介します。
ポイント1:第一印象がすべて!「おもてなしの玄関(ファーストビュー)」で心を掴む
ファーストビューとは、ユーザーがサイトにアクセスして、スクロールせずに最初に見える画面のこと。いわば、お店や会社の「玄関」です。ごちゃごちゃしていたり、誰に向けたメッセージか分からなかったりする玄関では、お客様は不安になって帰ってしまいますよね。
では、どうすれば「また来たい!」と思ってもらえる玄関になるのでしょうか。
- コツ①「あなたのために書きました」と伝えるキャッチコピー 漠然と「高品質なサービスです」と伝えるだけでは、お客様の心には響きません。「〇〇でお困りの方へ」「△△で理想の毎日を」のように、特定のお客様が抱える悩みや理想に寄り添う言葉を投げかけましょう。「これは私のためのサイトだ!」と感じてもらうことが第一歩です。
- コツ② 未来がイメージできる「魅力的な写真」 お客様は、商品そのものではなく、**商品やサービスを利用して得られる素晴らしい体験(ベネフィット)**にお金を払います。その素敵な未来を、写真やイラスト、動画で具体的に見せてあげましょう。お客様が「自分もこうなれたらいいな」とワクワクするようなビジュアルが理想です。
- コツ③ さりげない「安心感」のアピール 「お客様の声」や「メディア掲載実績」、「専門家の推薦」といった情報は、お客様の「この会社、本当に大丈夫かな?」という不安を解消する特効薬です。玄関マットに「創業〇年」と書かれているような安心感を、ファーストビューでも演出し ましょう。
ポイント2:思わずクリックしたくなる!「魔法のボタン(CTA)」の作り方
ファーストビューで興味を持ってくれたお客様に、次にしてほしい行動(購入、問い合わせ、資料請求など)を促すのが「ボタン(CTA)」の役目です。このボタンの作り方一つで、サイトの成果は大きく変わります。
- 工夫① ボタンの「言葉」を変えてみる よく見かける「詳しくはこちら」「送信」といったボタン。これを少し変えるだけで、クリック率は格段に上がります。ポイントは、お客様目線で、クリックした後のメリットが分かる言葉にすることです。【改善例】
- 「資料請求」 → 「まずは無料で資料を見てみる(かんたん30秒)」
- 「購入する」 → 「今すぐ手に入れて、〇〇を始める」
- 「問い合わせ」 → 「専門家に無料で相談してみる」
- 工夫② 「目立つけれど、優しい」デザイン ボタンは、お客様に「ここを押してほしい」と伝えるためのサインです。ページ全体の色合いの中で、パッと目につく色を使いましょう。ただし、奇抜すぎると怪しく見えてしまうので、サイトのデザインに馴染みつつも、しっかりと目立つ色を選ぶのがポイントです。オレンジや緑などがよく使われます。
- 工夫③ 「いつでもどうぞ」の気配り お客様が「やっぱり問い合わせてみようかな」と思い立ったタイミングを逃さないよう、画面をスクロールしても常にボタンが表示されるようにしておく(追従ボタン)のも非常に効果的です。特に、スマートフォンでサイトを見る人が多い現代では必須のテクニックと言えるでしょう。
まとめ:小さな工夫が、未来の大きな成果に繋がります
今回ご紹介した「ファーストビュー」と「CTAボタン」の改善は、Webサイトの成果を左右する非常に重要な要素です。
「お客様の視点に立って、分かりやすく、親切に」
この原則に沿って少し見直すだけで、これまで取りこぼしていた多くのお客様を掴まえることができるかもしれません。