VLOOKUPの#N/Aエラー、印刷ズレ…頻出トラブルTOP3を博士が徹底解説!

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登場人物

アオウル博士: ITとセキュリティの専門家。ミマワリの頼れる相談相手。

ミマワリ: アオウルのキャラクター。PCやスマホは毎日使うけど、たまにツールがうまく使えず困ってしまう。

Excelで頻出する「#N/Aエラー」や「循環参照」、印刷がずれる問題に困っていませんか?IT専門家のアオウル博士とミマワリが、VLOOKUP関数のコツや印刷範囲の設定方法などを会話形式で楽しく、そして徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのExcelの悩みもスッキリ解決!

うわーん、博士ぇ!助けてください!Excelが僕の言うことを全然聞いてくれないんです!もうかれこれ2時間もパソコンの前で固まってます…。

ミマワリ

アオウル博士

おやおや、ミマワリ君、どうしたんじゃ。眉間にシワが寄っておるぞ。Excelというと、おそらく多くの人が同じような悩みを抱えておるはずじゃ。今日はGoogleで特によく検索されるExcelのトラブルトップ3について、徹底的に解説してやろう!

本当ですか!?嬉しい!まさに今、僕が直面している問題もその中に入っているといいなぁ…。

ミマワリ

第1章:なぜなの!? VLOOKUP関数が返す謎のエラー「#N/A」

博士、いきなり核心です!まさに僕が悩んでいるのがこれ!商品リストから、商品コードを使って在庫数を引っ張ってこようとしているんですけど、何度やっても「#N/A」っていうエラー表示が出るんです。データは絶対にあるはずなのに…。

ミマワリ

アオウル博士

ふむ。「#N/A」は “Not Available” や “Not Applicable” の略で、「該当なし」という意味じゃな。VLOOKUP関数でこのエラーが出るとき、原因はほとんどの場合、次の3つのどれかに当てはまるんじゃ。

原因①:検索値が「検索範囲の左端」にない

VLOOKUP関数は、指定した範囲の中で「一番左の列」だけを検索して、一致するものを探すという、ちょっと不器用な性質があるんじゃ。例えば、商品名で検索したいのに、範囲の一番左の列が商品コードになっていたら、絶対に見つけることはできんのじゃよ。

原因②:データ形式が一致していない

これは非常によくある間違いじゃ。片方のセルの「123」は数値なのに、もう片方のセルの「123」は文字列、というケース。人間の目には同じに見えても、Excelにとっては全くの別物。「数値の123」と「文字列の123」は違うと判断されてしまうんじゃ。セルの左上に緑の小さい三角マークがついていたら、それは文字列になっている可能性が高いぞ。

原因③:数式をコピーした時に「検索範囲」がずれている

一つのセルで数式が成功して、それをオートフィルで下のセルにコピーしたら、エラーだらけになった…という経験はないかな?これは、コピーしたときに検索範囲も一緒にずれてしまうのが原因じゃ。範囲の指定を「$A$2:$D$10」のように、ドルマーク($)で囲む「絶対参照」にしておけば、範囲が固定されてずれなくなるんじゃよ。

あ!まさに原因②でした!商品コードのリストを見たら、緑の三角マークがたくさん付いてました!これを全部数値に直したら…で、できたー!博士、ありがとうございます!絶対参照も、今度から絶対に使います!

ミマワリ

第2章:PCが爆発する!? 突然現れる「循環参照」の警告

アオウル博士

ふぉっふぉっふぉ。一つ解決したようじゃな。では次の問題じゃ。Excelを使っていると、突然「循環参照に関する警告」という、何やら物々しいメッセージが表示されることがある。これにビックリした経験はないかな?

ありますあります!「循環」って聞くと、なんだか無限ループみたいで、パソコンが壊れちゃうんじゃないかってヒヤヒヤしました!あれは一体、何が起こっているんですか?

ミマワリ

アオウル博士

心配は無用じゃ。壊れることはない。循環参照とは、簡単に言うと「数式が自分自身を参照している」状態のことじゃな。自分のしっぽを追いかけて、ぐるぐる回っている犬を想像すると分かりやすいかもしれん。

例えば、A3のセルに「=A1+A2+A3」という数式を入れてしまったとしよう。A3の計算結果を出すために、A3自身の値が必要になる…これでは計算が終わらんじゃろ?Excelが「計算が終わりませんよ!」と親切に教えてくれているのが、あの警告なんじゃ。

【解決策】

ほとんどの場合は、単純な入力ミスじゃ。「数式」タブの「エラーチェック」から「循環参照」を選ぶと、原因となっているセルにジャンプできる。数式を見直して、自分自身を参照している部分を修正すれば、すぐに解決するはずじゃ。

ただし、ごく稀に、利息計算や科学技術計算などで、意図的に循環参照を使いたい場合もある。その場合は、「ファイル」→「オプション」→「数式」と進み、「反復計算を行う」にチェックを入れれば、警告は出なくなるぞ。

なるほどー!Excel君の親切な警告だったんですね。これからは慌てずに、数式を見直すようにします!

ミマワリ

第3章:なぜそこに!? 表がバラバラになる「印刷」の悪夢

アオウル博士

さて、最後の頻出トラブルは「印刷」じゃ。完璧な表ができたと思って印刷プレビューを見たら、中途半端なところで改ページされて、表がバラバラになっていた…なんて経験はないかな?会議の直前にこれに気づくと、冷や汗が出るもんじゃ。

うっ…あります!すごくあります!列の幅をちょっとずつ縮めたり、余白をいじったりして、涙ぐましい努力をするんですけど、なかなかうまくいかなくて…。結局、見た目が悪いまま印刷してしまったことも…。

ミマワリ

アオウル博士

ふぉっふぉっふぉ。そんな苦労とは今日でおさらばじゃ。印刷レイアウトの問題は、2つの強力な機能でほとんど解決できるんじゃよ。

解決策①:魔法のツール「改ページプレビュー」

これが一番のおすすめじゃ。「表示」タブの中に「改ページプレビュー」というボタンがある。これを押すと、シートが印刷イメージに切り替わり、ページの区切りが青い線で表示されるんじゃ。この青い線をマウスでドラッグするだけで、「ここから2ページ目にしたい」「この列までは1ページ目に入れたい」といった調整が、見たまま直感的にできる。まさに魔法のようじゃろ?

解決策②:最終手段「拡大縮小印刷」

どうしても1ページに収めたい!という場合には、この機能が役に立つ。「ページレイアウト」タブにある「拡大縮小」の設定じゃ。ここで「横:1ページ」「縦:1ページ」と指定すれば、Excelが自動的に表全体を縮小して、無理やり1枚の紙に収めてくれる。ただし、あまりに大きい表だと文字が小さくなりすぎて読めなくなるから、そこは注意が必要じゃな。

か、改ページプレビュー…!そんな便利な機能があったなんて、知りませんでした!これさえあれば、もう印刷で涙を流すことはなさそうです!博士、本当に本当に、ありがとうございました!僕、明日からExcelマスターになれそうです!

ミマワリ

アオウル博士

うむ、その意気じゃ!今日話した3つの問題は、多くの人がつまずくポイントじゃ。これを乗り越えられれば、Excelの使いこなしレベルが格段にアップするはずじゃぞ。ツールは使われるためにある。仕組みを正しく理解して、どんどん業務を効率化していくんじゃ。また何か困ったことがあったら、いつでも聞きに来なさい。

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