北村税理士事務所
PROJECT REPORT
大阪市平野区を拠点に、法人顧問から相続・事業承継まで幅広い税務サポートを行う北村税理士事務所。
企業の財務情報や個人の資産情報という、極めて重要度の高いデータを扱う税理士業務において、「情報の安全性」は事務所の信頼そのものです。
しかし、セキュリティを厳重にすればするほど、お客様とのデータ受け渡しが不便になるというジレンマも存在します。
本事例では、アオウル株式会社が同社のIT環境を刷新し、堅牢なセキュリティと、お客様とのスムーズなデータ共有を両立させたプロセスをご紹介します。
01. 現状分析とヒアリング:
重要データを「守る」ことと「送る」ことの課題。
プロジェクト開始時のヒアリングでは、税理士事務所特有の「守り」と「攻め(業務効率)」のバランスにおける課題が見えてきました。
AOULUの分析・着眼点
- データ共有の非効率性: 顧問先との試算表や証憑書類のやり取りにおいて、メール添付や郵送、USBメモリなどの物理媒体を使用しており、タイムラグや誤送信のリスク、手間が発生していました。
- 高度化する脅威への対策: マイナンバーや資産情報を狙うサイバー攻撃は年々巧妙化しており、従来のPCごとのウイルス対策だけでは、事務所全体のネットワークを守るには不十分な状態でした。
02. 課題解決のプランニング:
クラウド活用で、共有をもっと安全・快適に。
「セキュリティを高めつつ、利便性も上げる」。この相反する要望を解決するために、アオウルは「Office 365のクラウド活用」と「UTMによる要塞化」を提案しました。
まず、メールやファイルサーバーに代わる手段として「Office 365(OneDrive/SharePoint)」を導入。顧問先と安全なクラウド上で直接データを共有する仕組みを設計しました。
そして、そのクラウドへアクセスする事務所のネットワーク入り口には「UTM(統合脅威管理)」を設置。不正アクセスやウイルスの侵入を水際で防ぐことで、安心してクラウドを利用できる土台を作りました。
03. 構築と導入
アオウルが選定・構築したソリューション一覧
☁️ スムーズな共有基盤
- Office 365導入
- クラウドによる大容量データ共有
- 脱・メール添付でのファイル送受信
🛡️ 事務所全体の要塞化
- UTMによる入口対策
- 不正通信・スパムメールの遮断
- ネットワークセキュリティ強化
💻 エンドポイント保護
- セキュリティ対策ソフト導入
- PC個別のウイルス対策
- 情報漏洩リスクの最小化
04. 導入後の成果とサポート体制
Office 365の導入により、顧問先とのデータ共有が劇的にスムーズになりました。大容量の会計データも安全なリンク一つで共有でき、「送れない・届かない」といったストレスが解消。お客様からも「やり取りが楽になった」と好評をいただいています。
また、UTMとセキュリティ対策の二重防御により、北村税理士事務所様のセキュリティレベルは金融機関並みの堅牢さとなりました。
「お客様の大切な情報を守りながら、お客様のビジネスを止めない」。IT環境の刷新が、事務所の信頼性とサービス品質の向上に直結した事例です。