SNSからのアクセスを丸わかり!Webサイトの集客力を伸ばす分析の第一歩

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「SNSでの発信を頑張っているけれど、本当にWebサイトへのアクセスにつながっているのかな?」 「どのSNSが一番、集客に貢献してくれているんだろう?」

Webサイトを運営されているご担当者様なら、一度はこんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。

実はその答え、**Googleアナリティクス4(GA4)**を使えば、誰でも簡単に見つけることができます。

今回は、SNSからのアクセス状況を確認し、今後のWebサイト運営やマーケティング施策に活かすための、やさしい分析方法をご紹介します。専門知識は不要ですので、ぜひご自身のサイトのデータを見ながら読み進めてみてください。

Step 1:まずは「SNS全体」からのアクセスを把握しよう

最初に、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなど、SNS全体からどれくらいのアクセスがあるのか、全体像をつかんでみましょう。

  1. Googleアナリティクスにログインし、左側のメニューから「レポート」をクリックします。
  2. 次に、レポートメニュー内の「ライフサイクル」という項目にある「集客」>「トラフィック獲得」の順にクリックしてください。
  3. 表が表示されたら、「セッションのデフォルトチャネルグループ」という列を見てみましょう。

ここに「Organic Social」という行があれば、それが広告費をかけずにSNSの投稿から自然にWebサイトへ来てくれたアクセスの数です。

ここで、他の流入(例:「Organic Search」はGoogle検索など)と比較して、SNSからのアクセスがどれくらいの割合を占めているのかを確認できます。思ったより多かったり、少なかったり、新たな発見があるかもしれません。

【用語解説】

  • Organic Social: 広告ではない、通常のSNS投稿からのアクセスのこと。「自然なSNS流入」と考えると分かりやすいです。
  • もしSNS広告を出していれば、「Paid Social」として表示されます。

Step 2:「どのSNSから」アクセスがあったか詳しく見てみよう

SNS全体からのアクセス数がわかったら、次は「どのSNSが一番貢献してくれているのか」を具体的に見ていきましょう。

  1. 先ほど開いた「トラフィック獲得」レポートのままで操作します。表の左上にある「セッションのデフォルトチャネルグループ」と書かれた青いボタン(プライマリディメンション)をクリックします。
  2. 出てきた選択肢の中から「トラフィックソース」>「セッションの参照元 / メディア」を選びます。

すると、表の表示が切り替わり、アクセスの「出どころ」が具体的に表示されます。SNSからの流入は、一般的に以下のように表示されます。

  • t.co / referralX (旧Twitter)
  • facebook.com / referralFacebook
  • instagram.com / referralInstagram
  • l.facebook.com / referralFacebook (スマホアプリなどから)
  • linkedin.com / referralLinkedIn

この一覧を見れば、「今月は特にFacebookからのアクセスが多かったな」「Xからのアクセスを、もっと増やしていきたいな」といった、より具体的な戦略を立てるヒントが見つかります。

【応用編】どの投稿が人気だったか見てみよう!

さらに一歩進んで、「どのSNSの、どの投稿がアクセスのきっかけになったのか」を分析することも可能です。

先ほどの「参照元 / メディア」が表示されている表の右上にある「」ボタンを押して、「ページ / スクリーン」>「ランディング ページ + クエリ文字列」を選択します。

すると、各SNSからユーザーが最初にたどり着いたページのURLが表示されます。もしSNS投稿ごとにお知らせページのURLを変えている場合、どの投稿の人気が高かったのかが一目瞭然になります。

まとめ:分析から次の一手へ

今回は、Googleアナリティクスを使ってSNSからのアクセス状況を確認する基本的な方法をご紹介しました。

  • Step 1: SNS全体からのアクセスを把握する (Organic Social)
  • Step 2: どのSNSからのアクセスか確認する (参照元 / メディア)

これらのデータを分析することで、

  • 最も集客に貢献しているSNSに力を入れる
  • 反応の良い投稿の傾向を探り、次のコンテンツ作りに活かす
  • 思ったよりアクセスの少ないSNSの運用方法を見直す

といった、データに基づいた具体的なアクションにつなげることができます。

ぜひ、このコラムを参考に、ご自身のWebサイトのSNS効果測定の第一歩を踏み出してみてください。きっと、今後のWebサイト運営の力強い味方になってくれるはずです。

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