先輩
四捨五入になっていますよ!EXCELの切り捨て設定が必要です。
先輩
設定方法は改めて教えますね!
先輩
消費税の端数処理は、切り捨て・切り上げ・四捨五入の3種類の方法があります。
後輩
3つもですか?
先輩
そうなんです!
先輩
多くの企業では【切り捨て】を採用していますが、【切り上げ】【四捨五入】それぞれで消費税額に差が出ますよね?
後輩
はい!
119円の商品をそれぞれで消費税計算してみると119×8%=9.52になります。
切り捨て9円
切り上げ10円
四捨五入10円
後輩
どの処理を採用するか基準があるということですね?
先輩
実は法律でどの端数処理を採用するかは定められていないため、事業者が自由に決めることができます。
後輩
え!?そうなんですか?では、採用されている処理によってはどうやってもお客様と金額があわないということがおこりませんか?
先輩
よくあります!売上や仕入の請求発行にも大きくかかわってきます。これも法律でどの端数処理を採用するかは定められていないため、トラブルを避けるために事業者間で決めます。
先輩
しかし、意外にもご担当者が自社の消費税の端数処理を知らない場合が多いです。
後輩
システム開発の依頼を受けた時にお客様からの説明が曖昧になることがあるということですか?
先輩
そうなんだよ!お客様にとってシステムを開発する場合や入れ替えをされると時に「初めて知ったよ!」と言われることがあります。
後輩
そのような場合はどれを採用されるように伝えられますか?
先輩
切り捨てをおすすめしています!
先輩
余計に取られているという感覚的な損を避けるためです。
後輩
確かにそうです。計算してみると損をした気分になります。
後輩
ありがとうございました。見積書を作る時やシステム開発の依頼を受けた時にも注意していきます!