アオウル博士: ITとセキュリティの専門家。ミマワリの頼れる相談相手。
ミマワリ: アオウルのキャラクター。PCやスマホは毎日使うけど、たまにツールがうまく使えず困ってしまう。

年末の一大イベント、年賀状作成。 「今年こそは早く終わらせる!」と意気込んでファイルを開いたら、顧客データがグチャグチャで絶望…。そんな経験はありませんか? 今回は、住所録の整備に苦しむミマワリ君を救うべく、アオウル博士が「スプレッドシートを使ったデータ整形の奥義」を伝授します。
博士、助けてください!年賀状ソフトに顧客データを取り込もうとしたら、エラーだらけで弾かれちゃいました…。
「郵便番号が入ってない」とか「住所が長すぎて枠に入らない」とか…。これ、1000件分を手入力で直さないといけないんでしょうか?お正月が来なくなっちゃいます!(泣)


あきらめるのはまだ早い!1000件の手入力など、人生の無駄遣いじゃ。
Googleスプレッドシートには、住所データを自在に操るための「3つの神器」がある。これを使えば、バラバラのデータも一瞬で整列するぞ。まずは一番問い合わせが多い「郵便番号の抽出」からじゃ!
第1章:住所の中に埋もれた「郵便番号」を救い出せ!
そうなんです!お問い合わせフォームから来たデータが、「〒100-0001 東京都千代田区…」みたいに、全部ひとつのセルに入っちゃってるんです。ここから郵便番号だけを取り出して、別の列にしたいんです!


ふむ。「左から〇文字目」なんて数えていては日が暮れるぞ。ここはプロ御用達の関数、「REGEXEXTRACT(正規表現抽出)」を使うのじゃ。
【魔法の数式】
この数式をB列に入れれば、A列の文章の中に紛れている「3桁の数字、ハイフン、4桁の数字」の組み合わせを自動で探し出し、抜き出してくれる。住所がどこに書いてあろうと、郵便番号だけをスナイパーのように狙い撃ちじゃ!
うわっ!一瞬で数字だけ抜き出せました!正規表現って難しそうですけど、コピペで使えるなら最強ですね!
でも博士、逆に「郵便番号しかないデータ」もあるんです。ここから住所を自動入力することってできませんか?


それも定番の悩みじゃな。Googleスプレッドシート単体には「郵便番号変換関数」はないが、「Google日本語入力」の機能を使えば簡単じゃ。
- 郵便番号(例:100-0001)を入力して、スペースキーで変換する。
- すると変換候補に住所(東京都千代田区千代田)が出てくるはずじゃ。
大量にある場合は、無料の拡張機能(Add-on)である「Postal Code Conversion」などを導入すれば、関数一つで住所を自動生成できるようになるぞ。
第2章:住所分割の悪夢…「都道府県」と「それ以外」を分ける
次はこれです!印刷ソフトが、「都道府県」と「市区町村」と「番地」を別の枠に入力しろって言うんです。でも手元のデータは全部繋がってて…。
「県」で区切ればいいかと思ったら、「神奈川県」はいいけど「東京都」には「県」がないし、「鹿児島県」の「鹿屋市」は文字数が違うし…もうわけがわかりません!


住所の分割は、日本のITエンジニアを長年苦しめてきた難問じゃ。「市川市」の中に「市」があったりするからな。
だが、2025年の今は「AI(Gemini)」を使うのが正解じゃ。関数を組む必要すらない。
【Geminiへの指示(プロンプト)例】
スプレッドシート右上のGeminiアイコンを開き、こう指示するだけでいい。AIが文脈を読んで、人間のように自然に分けてくれる。多少の間違いはあるかもしれんが、ゼロから関数を組むより100倍早いはずじゃ。
第3章:印刷ズレの原因!「全角・半角」統一の罠
AIすごい!どんどんきれいになっていきます!
あ、でもよく見ると…番地の数字が「1ー2ー3」みたいな全角だったり、「1-2-3」みたいな半角だったりバラバラです。これだと印刷した時にカッコ悪いですよね?


鋭いなミマワリ君。その「表記ゆれ」こそが、宛名印刷ソフトで文字化けやズレを起こす最大の原因じゃ。
ここはシンプルな関数で統一するぞ。
【半角に統一したい場合:ASC関数】
これで全角の英数字とカタカナが全て半角になる。
【全角に統一したい場合:JIS関数】
逆に、縦書きの年賀状などでは漢数字や全角数字の方が見栄えが良い場合がある。その時はJIS関数を使うんじゃ。
第4章:2025年版・年賀状データ作成の鉄則
ありがとうございます!
①「REGEXEXTRACT」で郵便番号を抜く
②「Gemini」で住所をバラす
③「ASC関数」で数字を整える
これで完璧なリストができました!これで年賀状作成、間に合いそうです!


よくやったミマワリ君。最後に一つアドバイスじゃ。
作成した住所録は、「値のみ貼り付け」をして数式を消し、純粋なデータとして保存しておくこと。そうすれば、来年の年賀状作成の時に、またゼロから苦労しなくて済むからな。
データ整理は「未来の自分へのプレゼント」じゃ。さあ、印刷作業に取り掛かるんじゃ!

















