アオウル博士: ITとセキュリティの専門家。ミマワリの頼れる相談相手。
ミマワリ: アオウルのキャラクター。PCやスマホは毎日使うけど、たまにツールがうまく使えず困ってしまう。

「急にExcelの画面がピンク色になった!」「文字が見えない!」2025年、Windows更新のタイミングなどで多発しているこの現象。決してウイルスではありません。原因はパソコンの「描画機能」と「Excel」の相性問題です。正しい設定変更で直す方法を、博士とミマワリくんの会話で解決していきましょう。
は、博士ぇぇぇ!!助けてください!僕のパソコンが、Excelが、大変なことになっちゃいました!!

落ち着きなさい、ミマワリ君。一体何が起きたんじゃ?またコーヒーをこぼしたのか?
違いますよ!さっきまで普通に使えてたExcelを開いたら、画面全体が毒々しいピンク色になっちゃったんです!文字も潰れて読めないし、これって新種のウイルスですか!?PCが爆発する前兆ですか!?

【警告】まずは深呼吸じゃ。それはウイルスでも爆発の前兆でもない。ここ最近、特定の環境で多発している「グラフィックドライバーの競合バグ」じゃよ。
第1章:なぜExcelがピンク色に? 原因は「翻訳ミス」
グラフィック…なんですか? 難しくてよく分かりません…。

PCの中には「映像を画面に映し出す専門家(GPU)」と「Excel」がいる。この二人が会話をするために必要なのが「ドライバー」という翻訳機なんじゃ。
今回起きているのは、この翻訳機(グラフィックドライバー)のバージョンが古かったり不具合があったりして、Excelの指示を正しく映像に変換できず、エラーとして「ピンク色」を表示してしまっている状態なんじゃよ。
なるほど!PCが壊れたんじゃなくて、コミュニケーションエラーが起きてるってことですね。じゃあ、仲直りさせれば直るってことですか?

第2章:【解決編】そのピンク、3分で直します
その通りじゃ。対処法は大きく分けて2つある。「翻訳機(ドライバー)を新しくする」か、「Excelに無理をさせない設定にする」かじゃ。順を追ってやってみよう。
対処法①:ハードウェア・グラフィック・アクセラレータを無効にする
これが一番手っ取り早い応急処置じゃ。ExcelがGPU(映像の専門家)を使わないように設定する。ただし、最近のOffice 365ではExcel内の設定項目が消えている場合がある。その場合は、Windowsの設定から行うぞ。
- デスクトップの何もないところを右クリックし「ディスプレイ設定」を開く。
- 画面を下へスクロールし「グラフィック」をクリック。
- アプリのリストから「Microsoft Excel」を探してクリック(なければ「参照」から追加)。
- 「オプション」ボタンを押し、「省電力」を選んで保存する。
これでExcelを再起動してみなさい。
あ!直りました!いつもの白いExcelに戻った!
でも博士、「省電力」にすると、Excelの動きが遅くなったりしませんか?

鋭い質問じゃな。膨大なデータを扱う場合は多少影響があるかもしれん。だからこそ、根本的な解決には次の方法がおすすめじゃ。
対処法②:グラフィックドライバーを更新する
翻訳機そのものを最新にするんじゃ。これが最も健全な解決策じゃよ。
- スタートボタンを右クリックし「デバイスマネージャー」を開く。
- 「ディスプレイ アダプター」という項目をダブルクリックして展開。
- 出てきた名前(Intel, NVIDIA, AMDなど)を右クリックし、「ドライバーの更新」を選ぶ。
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリック。
もしこれで「最新です」と出ても直らない場合は、PCメーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードしてインストールする必要があるぞ。
第3章:Officeの更新も忘れずに!意外な盲点
なるほど、PC側の準備不足だったんですね。でも博士、会社の人で「ドライバー更新しても直らない!」って言ってる人がいました。そういう場合はどうすれば?

その場合、Office自体のバージョンが古い可能性がある。Microsoftもこの問題を認識しており、修正パッチを配布していることが多いんじゃ。
- Excelを開き、左上の「ファイル」をクリック。
- 左下の「アカウント」(またはその他>アカウント)をクリック。
- 「更新オプション」ボタンを押し、「今すぐ更新」を選択。
ここまでやれば、99%の確率で「ピンク画面」とはおさらばできるはずじゃ。
第4章:まとめ
よかった~!PCを買い替えなきゃいけないかと思って焦りました。
ディスプレイ設定で「省電力」を試す。
デバイスマネージャーでドライバーを更新する。
Officeを最新にする。
この3ステップですね!

うむ、完璧じゃ。PCの画面がおかしくなるとパニックになりがちじゃが、ほとんどの場合は設定の見直しで直る。今回の件を教訓に、定期的なアップデートを心がけるんじゃぞ。