アオウル博士: ITとセキュリティの専門家。ミマワリの頼れる相談相手。
ミマワリ: アオウルのキャラクター。最近「OneDriveがいっぱいです」という通知におびえている。

PCを開くたびに表示される「ストレージの空き容量が不足しています」という警告。 「写真はそんなに保存していないはずなのに…」と首をかしげていませんか? 実はOneDriveの容量不足は、放置すると**「新しいメールが届かなくなる」**という致命的なトラブルに直結します。今回は、パンパンになったOneDriveをスリム化する「プロの断捨離テクニック」を伝授します。
博士、助けてください! パソコンの右下に赤いバツ印が出て、「OneDriveがいっぱいです。ファイルが同期できません」ってずっと怒られてるんです。無視してたら、今朝ついに「メールも受信できません」って脅迫文まで…。どういうことですか!?

それは脅迫ではなく「事実」じゃよ、ミマワリ君。
Microsoftのアカウントは、OneDrive(ファイル)とOutlook(メール)で「Microsoftストレージ」という保存領域を共有しておる。つまり、OneDriveがファイルで溢れかえると、メールボックスにも空きがなくなり、新しいメールを受け取れなくなるんじゃ。
ええっ!ファイルだけの問題じゃないんですね。仕事のメールが止まるなんて大惨事じゃないですか!今すぐ何とかする方法を教えてください!

落ち着くのじゃ。闇雲にファイルを消しても焼け石に水かもしれん。まずは「何が容量を食っているか」を正しく突き止め、効果的な順に掃除をしていくぞ。
第1章:まずは「敵」を知れ! 容量分析の基本
多くの人は、自分のPC内のフォルダを見ているだけじゃが、それでは不十分じゃ。Webブラウザ版のOneDriveにアクセスして、正確な内訳を見る必要がある。
【容量の確認手順】
- Webブラウザで OneDrive (onedrive.live.com) にログインする。
- 画面左下の「ストレージの使用状況」というバーをクリックする。
- 「何が(ファイルか、Outlookか)」「どれくらい」使っているかを確認する。
ここを見れば、「実は昔の動画ファイルが3GBも食っていた」とか「Outlookの添付ファイルだけで2GBあった」といった真犯人が見つかるはずじゃ。
見てみました! えっ、「ごみ箱」が1.5GB!? 消したはずなのに!?

それが最初の罠じゃ。OneDrive上でファイルを「削除」しても、実は30日間は「ごみ箱」に残っていて、容量としてカウントされ続けるんじゃ。
対策①:Web版OneDriveの「ごみ箱」を空にする
まずはこれをやるだけで、数GB空くことも珍しくないぞ。
第2章:気づかない大食い犯「Outlookの添付ファイル」
次に盲点なのが、Outlookの添付ファイルじゃ。2023年の仕様変更以降、メールに添付されたファイルは、OneDriveの容量を消費するようになった。
対策②:Outlookの設定から添付ファイルを整理する
- Outlook.comの設定(歯車アイコン)を開く。
- 「全般」>「ストレージ」を選択。
- 「Outlook (添付ファイル)」という項目をクリックして、サイズ順に並べ替える。
- 数年前に送った大きなPDFや画像ファイルを削除する。
うわっ、3年前の飲み会の写真zipファイルがそのまま残ってました…。これだけで500MB!メールの整理が容量不足解消になるなんて知りませんでした。

第3章:勝手に同期されてない?「バックアップ」の解除
ゴミ箱も添付ファイルも消しました。でも、まだ警告が消えません…。僕のパソコン、何か呪われてるんでしょうか?

呪いではない。「お節介機能」のせいじゃ。 Windowsの初期設定では、「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」フォルダの中身を、全て自動的にOneDriveにアップロード(バックアップ)する設定になっていることが多い。
つまり、デスクトップに一時的に置いたつもりの大容量動画ファイルなども、勝手にクラウドの容量を食い潰しているのじゃ。
対策③:フォルダのバックアップを停止する
- タスクバー右下の雲アイコン(OneDrive)をクリック。
- 歯車アイコン(設定)>「同期とバックアップ」タブを開く。
- 「バックアップを管理」ボタンを押す。
- 同期したくないフォルダ(例えば「ピクチャ」や「ビデオ」)のスイッチをオフにする。
ありました!「ピクチャ」がオンになってます。スマホの写真が全部ここに入ってきてたんですね…。これをオフにすれば、OneDriveの容量は減るけど、パソコン内のデータは消えないですよね?

鋭い質問じゃ。バックアップを停止すると、PC上のフォルダは空っぽに見えることがある。その場合は、デスクトップにある「ファイルの場所へのショートカット」というフォルダの中に元のデータが退避されているから、それを元の場所に戻せばOKじゃ。
その後、Web上のOneDriveから不要なフォルダを削除すれば、容量は劇的に回復するぞ。
第4章:どうしても足りない時の「最終決断」
博士、全部やりました! 残り容量が100MBから3GBまで回復しました!メールも受信できるようになりました! でも、これでもまたすぐに埋まっちゃいそうで不安です…。

無料版(通常5GB)を使っているなら、それが限界かもしれんな。仕事で使うなら、以下の2つの選択肢を検討する時じゃ。
選択肢A:Microsoft 365 Basic に課金する
月額約200円〜で、容量が100GBに増える。コーヒー1杯我慢すれば、容量不足のストレスから完全に解放される。最も手っ取り早い解決策じゃ。
選択肢B:他のクラウドやHDDと併用する
Googleドライブ(無料15GB)や、物理的な外付けHDDに、普段使わない写真や動画を逃がす。OneDriveは「書類専用」と割り切るんじゃ。
月200円なら、今のストレスを考えるとめちゃくちゃ安いですね…。 まずは掃除して、それでもダメなら課金も考えてみます!博士、ありがとうございました!

うむ。デジタルデータの整理整頓は、部屋の片付けと同じじゃ。定期的に「ごみ箱」と「バックアップ設定」を見直して、快適な環境を維持するんじゃよ。