不正アクセス対策

1. 脆弱性への対策
AOULUの各サービスでは、社内規定に基づき、ソフトウェアの脆弱性を解消するため、定期的なセキュリティパッチの適用と最新バージョンへのアップデートを継続的に実施しています。重要度の高い脆弱性が発見された場合は、緊急パッチ適用フローに基づき迅速に対応します。
2. 通信の暗号化
ユーザとサービス間のインターネット通信は全てSSL/TLSで暗号化しています。安全性の高い暗号化スイートを採用し、TLS1.2未満(1.1以下)の通信は拒否しています。そのため、古いOSやブラウザからはアクセスができない場合があります。
3. ネットワーク機器による対策
ファイアウォール
信頼できる通信のみを受け付けるホワイトリスト方式を採用し、必要最小限のポートのみを許可することで、不正な探査、不正なポートスキャンに対する対策を講じています。
IPS
ネットワークレベルでの不正アクセスや攻撃シグネチャを検知し、リアルタイムで遮断します。
WAF
WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からWebサイトを保護するセキュリティ対策です。IPSと同様に、不正なアクセスを検知し、ブロックします。
4. データの暗号化
データベースを暗号化(透過的データ暗号化技術など)しています。また、パスワード等の特に機密性の高いデータについては、システムでハッシュ化(ソルト付き)または暗号化してから保存しています。 これらの対策により、物理媒体の盗難やデータへの不正アクセスが発生した場合においても、情報の漏洩を防ぎます。
不正ログイン防止
IPアドレス制限

接続元グローバルIPアドレスによる接続制限機能を有しており、許可されたネットワークからのみアクセスを可能に設定できます。これにより、社外からのアクセスや、攻撃者からの不正ログインを防止します。
パスワード漏洩リスク軽減
パスワード有効期限

パスワードには英大文字・小文字・数字・記号の組み合わせを必須としています。また、有効期限を設定して定期的な変更を促します。
なりすまし防止
アカウントロック

連続してパスワードを間違えた場合は、一定時間アカウントをロックし、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)等による不正なログインを防止します。ロック時間や回数は設定変更可能です。
セッションタイムアウト

ログイン後、一定時間操作が行われなかった場合に自動ログアウト(セッションタイムアウト)を実施します。タイムアウト時間は設定可能です。
2要素認証/2段階認証

ID/パスワードでの認証後、ワンタイムパスワードによる追加認証を行います。これにより、万が一パスワードが漏洩した場合でも、第三者による不正なログインを防止します。
障害・災害対策

待機環境
万が一、稼働中の本番サーバーで重大な障害が発生した場合に備え、以下の復旧手順を確立しています。
- 環境のクローン作製: クラウド上に保存された最新のイメージアーカイブから、迅速にクローンサーバーをプロビジョニング(自動構築)します。
- データの復元: 定期バックアップ(後述)から最新のデータをデータベースにリストアします。
- DNS切り替え: DNS設定を変更し、トラフィックを新環境へ誘導します。
これにより、予期せぬ障害時においても、事前に定義された手順に基づき、早期のサービス再開が可能な体制を整えています。
ファシリティおよび可用性対策
データセンター
サーバは安全性の高いパブリッククラウドサービス(ISO27001等の認証取得事業者)で稼働し、物理的な入退室管理、監視カメラ、多要素アクセス制御、侵入検知メカニズムなど高水準のセキュリティ対策が実施されていることを確認しています。
定期バックアップ/遠隔地保存
包括的なバックアップ体制 データの保全と迅速な復旧のため、以下の異なる方式のバックアップを毎日定期的に取得しています。
- イメージバックアップ: サーバー全体(OS、アプリケーション設定等)のイメージを取得しており、障害時のクローンサーバー構築に利用します。
- データベースバックアップ: データベース単位での論理/物理バックアップを取得しており、最新の状態へのデータ復元に利用します。
取得したバックアップデータは、稼働環境とは物理的に離れた国内遠隔地にて厳重に管理・保管し、災害発生時においてもデータ全損を防ぎ、環境再構築を可能にしています。
セキュリティ資料
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サービスレベルチェックシート
経済産業省が発行する「クラウドサービスレベルのチェックリスト」です。
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サービスレベル目標
サービスをより安心してご利用いただくためにサービスレベル目標ガイドラインを定めています。
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