この設定は、フォームと連携したGoogleスプレッドシート側で行います。
ステップ1:スクリプトエディタを開く
- お問い合わせフォームの回答が記録されているGoogleスプレッドシートを開きます。
- 上部メニューの「拡張機能」から「Apps Script」を選択します。
ステップ2:スクリプトを貼り付ける
- スクリプトエディタが開いたら、最初から入力されている
function myFunction() { ... }
という文字をすべて削除します。 - 空になったエディタに、以下のコードをそのままコピー&ペーストしてください。
JavaScript
function onFormSubmit(e) {
// 現在アクティブなシート(フォームの回答が記録されるシート)を取得
const sheet = e.source.getActiveSheet();
// フォームの回答は通常、最終行に追加される
// その最終行を2行目(見出しのすぐ下)に移動させる
const lastRow = sheet.getLastRow();
sheet.moveRows(sheet.getRange(lastRow, 1, 1, sheet.getLastColumn()), 2);
}
コードを貼り付けたら、エディタの上部にあるフロッピーディスクのアイコン(「プロジェクトを保存」)をクリックします。これが非常に重要です。
ステップ3:トリガー(実行のきっかけ)を設定する
最後に、このプログラムが「フォームが送信されたとき」に自動で動くように設定します。
- スクリプトエディタの左側メニューにある時計のアイコン(「トリガー」)をクリックします。
- 画面右下の「トリガーを追加」ボタンをクリックします。
- 表示された設定ウィンドウで、以下のように設定してください。
- 実行する関数を選択:
onFormSubmit
(自動で選択されているはずです) - イベントのソースを選択:
スプレッドシートから
- イベントの種類を選択:
フォーム送信時
- 実行する関数を選択:
- 「保存」ボタンをクリックします。
- 承認の実行: 初めてトリガーを設定する際、「承認が必要です」という画面が表示されます。 ご自身のGoogleアカウントを選択し、「詳細」→「(安全でないページ)に移動」といったリンクをクリックして進み、最後に表示される「許可」ボタンを押してください。 (これは、作成したプログラムにスプレッドシートを操作する権限を与えるための、Googleの標準的なセキュリティ手順です)
以上で設定は完了です!
今後は、お問い合わせフォームに新しい回答が送信されるたびに、その内容が自動的にスプレッドシートの**2行目(見出しのすぐ下)**に挿入されるようになります。
実際にフォームからテスト送信してみて、新しい回答が一番上に追加されることを確認してみてください。