Webサイトの”健康診断”してますか? Google Analyticsでわかるコンテンツ改善の3つのヒント

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自社のWebサイト、せっかく作ったからには、もっとお問い合わせや売上につなげたいですよね。 「アクセス数は増えているのに、なぜか成果に繋がらない…」 「どのページを改善すれば良いのか、勘や感覚で進めてしまっている…」

もし、こんなお悩みをお持ちなら、ぜひ一度Webサイトの**「健康診断」**をしてみませんか?

その健康診断に使うのが、Googleが無料で提供している分析ツール**「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)」**です。この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、明日からできるコンテンツ改善のヒントを3つご紹介します。

まずはWebサイトの「成績表」をのぞいてみよう

Google Analyticsは、あなたのサイトに来てくれたお客様が「どこから来て」「どのページを」「どのように見てくれたか」を記録してくれる、いわば**Webサイトの「成績表」**です。

まずは、この5つの言葉だけ、なんとなく覚えてみてください。

  • 表示回数:ページが「見られた回数」
  • ユーザー数:ページを「見た人の数」
  • エンゲージメント率:ページの「夢中度」や「食いつき度」
  • 平均エンゲージメント時間:ページを「じっくり読んでくれた時間」
  • コンバージョン数:お問い合わせなどの「最終的なゴール達成数」

これらを見るだけで、「人気はあるけど、すぐ飽きられてしまうページ」や「一部の人に深く愛されるページ」など、一つひとつのページの個性が見えてきて面白いですよ。

ヒント1:サイトの「人気者」を探し出し、成功の秘訣を真似しよう!

【見るべきレポート】 [レポート] > [エンゲージメント] > [ページとスクリーン]

このレポートは、サイト内にある全ページの**「人気ランキング」**のようなものです。

まずは「表示回数」で並べ替えて、サイトのエースとなっている人気ページを見つけてみましょう。そして、なぜそのページが人気なのか、じっくり観察してみてください。

  • どんなタイトルや見出しを使っていますか?
  • 写真や図は分かりやすいですか?
  • お客様が知りたい情報が、ズバリ書かれていませんか?

その成功の秘訣を他のページにも活かすことで、サイト全体のレベルアップが期待できます。これが一番簡単で効果的な改善方法です。

ヒント2:「入口で帰られてしまうページ」を改善しよう!

【見るべきレポート】 [レポート] > [エンゲージメント] > [ランディングページ]

「ランディングページ」とは、お客様が検索や広告からあなたのサイトに最初にたどり着いた「入口」のページのことです。

せっかくお店(サイト)の入口まで来てくれたのに、すぐに帰られてしまったら悲しいですよね。このレポートでは、「どの入口から入ってきたお客様が、すぐに帰ってしまったか(=エンゲージメント率が低いか)」がわかります。

もし、アクセスは多いのにエンゲージメント率が低い”もったいない入口”を見つけたら、

  • 広告や検索結果の言葉と、ページの内容が合っているか?
  • ページを開いた瞬間に、お客様が「お、良さそう!」と思う魅力的な写真やキャッチコピーがあるか?

などをチェックしてみましょう。入口の印象を少し変えるだけで、お客様はもっと奥の部屋(他のページ)まで進んでくれるようになります。

ヒント3:「がっかりさせない案内」でサイト内を旅してもらおう!

お客様がページを読み終えたとき、「さて、次は何を見ればいいんだろう?」と迷わせてしまうのは不親切です。

例えば、「お客様の声」のページを読んだ人には、「関連するサービスの詳細ページ」を案内してあげる。「商品の使い方」を読んだ人には、「ご購入はこちら」のボタンを分かりやすく見せてあげる。

このように、**次に見るべきページへの案内(内部リンク)**を適切に設置することで、お客様はストレスなくサイト内を回遊でき、自然とあなたの会社やサービスのファンになってくれます。

どのページからどのページへ移動しているかは、Google Analyticsの「探索レポート」という少し高度な機能で分析できますが、まずは**「お客様の気持ちになって、次に何を知りたいかな?」と想像しながらページを読み返してみる**だけでも、たくさんの改善ヒントが見つかるはずです。

まとめ:データは「お客様の心の声」

Google Analyticsと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、要は**「お客様の行動」という声なき声に耳を傾けるためのツール**です。

「このページ、じっくり読んでくれてるな。きっと気に入ってくれたんだな」 「ありゃ、このページはすぐ閉じられちゃった。情報が足りなかったかな?」

そんな風に、お客様と対話するような気持ちでデータを眺めてみてください。きっと、あなたのビジネスを成長させるための貴重なヒントが見つかるはずです。

もし、「自分たちで見るのはやっぱり難しい」「分析から改善までプロに手伝ってほしい」という場合は、いつでも私たちにご相談ください。あなたのサイトの健康状態をしっかり診断し、最適な改善プランをご提案します。

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