「頑張って更新しているこのブログ、どれくらいの人が見てくれているんだろう?」 「一番注目されている商品やサービスのページはどれだろう?」
このように感じたことはありませんか?Webサイトの成果を把握し、次の一手を考える上で、「どのページが、どれくらいの人に見られているか」を知ることは非常に重要です。
今回は、Webサイト分析の必須ツール「Googleアナリティクス(GA4)」を使って、特定のページを訪れた人の数(訪問者数)を調べる簡単な方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
まずはここから!一番簡単な確認方法
数回のクリックで、すぐにページごとの訪問者数を確認できる基本的な方法です。
【手順】
- Googleアナリティクスにログイン まずは、お使いのGoogleアナリティクスにログインします。
- レポートを開く 画面の左側にあるメニューから [レポート] をクリックしてください。
- 「ページとスクリーン」レポートを表示 次に、[エンゲージメント] という項目の中にある [ページとスクリーン] をクリックします。
- 訪問者数を確認! 表が表示され、各ページのタイトルと様々なデータが並んでいます。この中の 「ユーザー数」 という列に表示されている数字が、そのページを訪れた人の数です。
【ポイント】
- ページURLで確認したい場合 表の上部にある「ページタイトルとスクリーン クラス」という青い文字をクリックし、[ページパスとスクリーン クラス] を選ぶと、ページのURLで表示を切り替えられます。
- 期間を変えたい場合 画面の右上にある日付(例: 「過去28日間」)をクリックすれば、調べたい期間を自由に変更できます。先月や特定のキャンペーン期間などのデータを見たい時に便利です。
【応用編】「総ユーザー数」でもっと正確な人数を知る方法
「レポートで表示される『ユーザー数』って、実は少し特殊な数え方なんです」と聞くと、驚かれるかもしれません。
先ほどのレポートの「ユーザー数」は、正確には「アクティブユーザー数」といい、「サイトを少しでも操作してくれた人」をカウントしています。そのため、ただページを見ただけですぐに離れてしまった人は含まれないことがあります。
「操作したかどうかに関わらず、とにかくページを訪れた全ての人の数」 を知りたい場合は、「探索レポート」という機能を使って 「総ユーザー数」 を調べるのがおすすめです。
少しだけ手順が増えますが、より実態に近い訪問者数を把握できますので、ぜひチャレンジしてみてください。
【手順】
- 「探索」レポートを新規作成 左側メニューの [探索] をクリックし、[空白] のレポートを選びます。
- 分析したい項目を追加 左側の「変数」というエリアで、以下の2つの作業を行います。
- [ディメンション] の「+」をクリック → 検索窓に「ページ」と入力し、「ページパスとスクリーン クラス」にチェックを入れて右上の [インポート] をクリックします。
- [指標] の「+」をクリック → 検索窓に「ユーザー」と入力し、「総ユーザー数」にチェックを入れて [インポート] をクリックします。
- レポートを作成 追加した項目を、中央の「設定」エリアにマウスで移動させます。
- 行: 「ページパスとスクリーン クラス」をここに移動させます。
- 値: 「総ユーザー数」をここに移動させます。
すると、右側にページごとの「総ユーザー数」が一覧で表示されたレポートが完成します。
調べたデータをどう活かす?次へのヒント
ページごとの訪問者数が分かると、お客様のサイトの現状がより明確になります。
- 訪問者数が多いページ:
- お客様が最も興味を持っている、サイトの「顔」となるページです。
- このページの情報は常に最新に保ち、さらに詳しい情報を追加したり、関連商品へのリンクを分かりやすく設置したりすることで、ビジネスチャンスが広がります。
- 訪問者数が少ないページ:
- 「もっと見てほしいのに…」と感じるページかもしれません。
- トップページからの導線は分かりやすいか、ページのタイトルは魅力的かなど、見直しのヒントになります。ブログ記事であれば、SNSで再度告知してみるのも良いでしょう。
このように、データをただ眺めるだけでなく、「なぜこのページは人気なのか」「どうすればこのページを見てもらえるか」 と考えることで、Webサイトはもっと良いものに成長していきます。