新しいPCへの引っ越しも安心!Windowsバックアップでデータ移行がもっとスムーズに

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新しいPCに買い替えるときや、万が一の故障に備えてデータを保護したいとき、「データの移行って面倒だな」「ちゃんとできるかな?」と不安に感じたことはありませんか? そんな皆さんの悩みを解決してくれるのが、Windowsに新しく導入された「Windows バックアップ」アプリの新しい機能です。

この新しい機能は、特にWindows 10からWindows 11への移行を考えている方にとって、まさに救世主となるでしょう。


「Windows バックアップ」で何ができるようになるの?

大きく分けて3つの便利な特徴があります。

1. PC移行機能がぐっと便利に!

今までのPCから新しいPCへ、ファイルや個人設定を安全に、そして簡単に引っ越しできるようになります。新しいPCにサインインするだけで、まるで前のPCを使っていたかのように、すぐに慣れた環境で作業を始められます。

さらに将来的には、新しいPCのセットアップ中に、古いPCのバックアップを直接復元できるようになる予定です。これで、手作業でデータを移す手間が大幅に省けますね!

2. クラウドに自動で同期!

大切なファイルや設定は、自動的にクラウドにバックアップされるようになります。

  • OneDriveとの連携: デスクトップ、ドキュメント、写真などの主要なフォルダーは、Microsoftのクラウドストレージ「OneDrive」と同期されるので、どのデバイスからでも必要なファイルにアクセスできるようになります。
  • 設定もバックアップ: 壁紙や言語設定、Wi-FiのパスワードといったWindowsの設定もクラウドに保存され、新しいPCにきちんと復元されます。

これにより、万が一PCを紛失したり、故障してしまったりしても、大切なデータが守られるので安心です。

3. アプリの復元もラクラク!

新しいPCに前のPCで使っていたアプリを入れ直すのも、意外と手間がかかるものですよね。新しい「Windows バックアップ」なら、この作業もぐっと楽になります。

  • ピン留めも再現: 前のPCでタスクバーやスタートメニューにピン留めしていたアプリが、新しいPCでも同じ場所に復元されます。
  • 再インストールをサポート: Microsoft Storeにあるアプリは、ピンをクリックするだけで簡単に再インストールできます。もしStoreにないアプリでも、インターネットでインストール方法を検索する通知が表示されるので、迷うことなく再取得できます。

「Windows バックアップ」の基本的な使い方

それでは、実際に「Windows バックアップ」アプリを使ってバックアップを作成し、復元する手順を見ていきましょう。

バックアップを作成する

  1. 「Windows バックアップ」アプリを開く: スタートメニューから「Windows バックアップ」と検索してアプリを開くか、「設定」>「アカウント」>「Windows バックアップ」からアクセスできます。
  2. バックアップする項目を選択する: アプリを開くと、バックアップできる項目が表示されます。
    • フォルダー: デスクトップ、ドキュメント、ピクチャなどの主要なフォルダーは、OneDriveと同期することで自動的にバックアップされます。OneDriveの空き容量を確認し、必要に応じてアップグレードを検討しましょう。
    • アプリ: インストール済みのアプリの一覧が表示されます。これは、新しいPCに復元する際に役立つ情報として保存されます。
    • 設定: アクセシビリティ、言語設定、壁紙、色、Wi-Fiネットワークとパスワードなど、Windowsのパーソナルな設定がバックアップされます。
    • 資格情報: 保存されているパスワードや資格情報も安全にバックアップされます。
  3. 「バックアップ」ボタンをクリック: 選択した項目を確認し、「バックアップ」ボタンをクリックすると、バックアッププロセスが開始されます。バックアップの状況はアプリ内で確認できます。

バックアップを復元する(新しいPCへの移行時)

新しいPCに移行する際は、以下のいずれかの方法でバックアップを復元できます。

  1. PCの初期設定時: Windowsの初期設定(OOBE: Out-Of-Box Experience)の途中で、以前のPCで作成したバックアップを復元するオプションが表示される場合があります。画面の指示に従って進めることで、スムーズにデータを移行できます。
  2. セットアップ後の「Windows バックアップ」アプリから: 新しいPCのセットアップを完了した後でも、「Windows バックアップ」アプリを開けば、以前作成したバックアップからデータを復元できます。
    • 新しいPCで「Windows バックアップ」アプリを開きます。
    • バックアップが検出された場合、復元オプションが表示されます。
    • 復元したい項目を選択し、「復元」ボタンをクリックします。
    • アプリのピン留めや設定が復元され、ファイルはOneDriveから同期されます。アプリはMicrosoft Storeから再インストールを促す通知が表示されるので、クリックしてインストールを進めましょう。

企業や組織でも安心!

会社でたくさんのPCを管理している場合でも、「Windows Backup for Organizations」という機能(限定プレビュー版)が提供されています。これは、企業のPC設定をバックアップし、別のPCに復元できるもので、特にWindows 10からWindows 11への移行を考えている企業にとっては、非常に役立つ機能です。


「Windows バックアップ」を使うメリット

  • 手間なし移行: 新しいPCへのデータ移行が大幅に簡単になり、手動でのコピーや設定の手間がなくなります。
  • 迅速な復元: 万が一の時も、すぐに以前の環境に戻して作業を再開できます。
  • データの安全性: ファイルや設定がクラウドに守られるので、PCの故障や紛失の心配が減ります。

【ご留意ください】最新機能の動向について

このコラムでご紹介した機能の一部は、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を含んでいます。そのため、テストの結果によっては、製品版のOSに搭載されない可能性もありますので、あらかじめご承知おきください。


この新しい「Windows バックアップ」アプリは、皆さんがより安心してWindowsデバイスを使い続け、新しいPCへの移行をストレスなく行えるようにするための、大きな進化と言えるでしょう。

何かご不明な点や、さらに詳しく知りたいことがあれば、お気軽にご質問ください。

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