ウェブサイトの更新、検索エンジンに早く気づいてもらうには?

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ウェブサイトは「作って終わり」ではありません。新しいお知らせを掲載したり、サービス内容を更新したりと、常に情報を新しくしていくことで、お客様に役立つサイトであり続けます。

さて、皆さんがせっかくサイトを更新したのに、「あれ?GoogleやYahoo!(Bing)で検索しても、まだ古い情報が出ている…」と疑問に思ったことはありませんか? 実は、検索エンジンがあなたのサイトの更新に気づき、検索結果に反映させるまでには少し時間がかかることがあります。

今回は、この「検索エンジンに早く気づいてもらう方法」について、特に**Bing(Yahoo!の検索結果にも影響します)**に焦点を当てて、2つの便利なツールをご紹介します。


Bing Webmaster Tools(ビング ウェブマスター ツール)を使いこなそう

皆さんのサイトを、Microsoft Bing(Yahoo!検索の多くの部分もBingの技術を使っています)に「しっかり見てもらう」ための無料ツールが、「Bing Webmaster Tools」です。Googleでいう「Google Search Console」と同じような役割を果たします。

何ができるの?

  • サイトマップの送信: あなたのサイトにあるページの「地図」のようなもの(サイトマップ)をBingに渡すことができます。これによって、Bingはサイトの構造を理解し、新しいページや更新されたページを効率的に見つけやすくなります。
  • 個別のURL送信: 「このページを更新したから、すぐにチェックして!」というように、特定のページのURLをBingに直接教えて、早く見に来てもらうようリクエストできます。
  • 検索パフォーマンスの確認: どんなキーワードであなたのサイトが見つけられているか、どのくらいクリックされているかといったデータを確認できるので、今後のサイト改善に役立ちます。

なぜ重要?

Bing Webmaster Toolsを使うことで、あなたのサイトがBing検索エンジンでより適切に評価され、更新された情報が速やかに検索結果に反映されるよう促すことができます。これにより、より多くのお客様に最新の情報を見つけてもらいやすくなるのです。


Bing Webmaster Tools の具体的な導入方法

Bing Webmaster Toolsの導入は、主に以下のステップで行います。

  1. アカウント作成とログイン:
    • まず、Bing Webmaster Toolsの公式サイトにアクセスします。(「Bing Webmaster Tools」と検索すればすぐに見つかります)
    • Microsoftアカウント、Googleアカウント、またはFacebookアカウントのいずれかを使ってサインインします。
  2. サイトの追加と所有権の確認:
    • ログイン後、「サイトの追加」または「サイトのインポート」(Google Search Consoleを使用している場合)を選びます。
    • あなたのウェブサイトのURLを入力します。
    • 次に、あなたがそのサイトの所有者であることをBingに証明する必要があります。いくつかの方法がありますが、一般的には以下のいずれかを選びます。
      • HTMLファイルのアップロード: Bingが指定する小さなHTMLファイルをダウンロードし、それをサイトのサーバーにアップロードします。
      • HTMLタグの追加: Bingが指定するHTMLタグ(コード)を、サイトの<head>セクション内にコピー&ペーストします。
      • DNSレコードの追加: ドメインを管理しているサービス(お名前.comやムームードメインなど)で、DNSレコードを設定します。(少し専門的です)
      • Google Search Consoleからのインポート: もし既にGoogle Search Consoleでサイトを登録済みであれば、簡単にインポートすることも可能です。
    • 指示に従って設定が完了したら、「確認」ボタンをクリックします。
  3. サイトマップの送信:
    • 所有権の確認が完了したら、Bing Webmaster Toolsのダッシュボードにアクセスできます。
    • 左側のメニューから「サイトマップ」を選択します。
    • あなたのサイトのサイトマップURL(例: https://あなたのサイトのURL/sitemap.xml)を入力し、「送信」をクリックします。
    • サイトマップは通常、WordPressなどのCMSを利用している場合は、SEOプラグイン(Yoast SEOやRank Mathなど)が自動的に生成してくれます。
  4. 必要に応じてURLの送信(インデックスリクエスト):
    • 特定のページを更新したばかりで、すぐにBingにクロールしてほしい場合は、左側のメニューから「URLの送信」または「URL検査」を選択します。
    • 更新したページのURLを入力し、「送信」または「検査」を実行します。これにより、Bingにそのページの再クロールをリクエストできます。

これらの手順で、Bing Webmaster Toolsを通じてあなたのサイトとBing検索エンジンの連携を強化することができます。


最強の時短術?「IndexNow」プロトコルとは

「サイトを更新したら、すぐに検索結果に反映してほしい!」そう思うのは当然ですよね。その願いを叶える画期的な技術が「IndexNow(インデックス ナウ)」です。

従来の検索エンジンは、定期的にインターネット上を巡回して(これを「クロール」と呼びます)新しい情報を見つけていました。例えるなら、新聞配達が毎日決まった時間に回ってくるようなイメージです。

しかし、IndexNowは違います。あなたのサイトが情報を更新したその瞬間に、検索エンジンに「更新しましたよ!」と直接通知することができます。これはまるで、新聞が刷り上がった瞬間に、配達員が「できたてです!」と直接届けに来てくれるようなものです。

IndexNowのメリット

  • 超速反映: 最新の情報が驚くほど早く検索結果に表示される可能性が高まります。ニュース性の高い情報や、リアルタイム性が重要なサービスを提供しているサイトにとっては、特に大きな武器となります。
  • 効率化: 検索エンジン側も無駄な巡回が減り、サイト側もサーバーへの負担を軽減できます。

IndexNow の具体的な導入方法

IndexNowの導入方法は、ご利用のウェブサイトの構築方法によって異なります。

  1. WordPress(ワードプレス)の場合:最も簡単!
    • WordPressサイトであれば、プラグインを利用するのが最も手軽で一般的な方法です。
    • 手順:
      1. WordPressの管理画面にログインします。
      2. 左側のメニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
      3. 検索窓に「IndexNow」と入力して検索します。
      4. IndexNow」(提供元: Microsoft Bing)という公式プラグインを見つけ、「今すぐインストール」をクリックし、その後「有効化」します。
      5. 通常、これで設定は完了です。プラグインが自動的に必要なAPIキー(通知に必要な識別子)を生成し、記事の公開・更新時にBingとYandex(IndexNow対応検索エンジン)に通知を送るようになります。特別な設定は不要な場合が多いです。
  2. その他のCMS(コンテンツ管理システム)の場合(例: Movable Type, Drupal, EC-CUBEなど):
    • お使いのCMSによっては、公式または非公式のIndexNow対応モジュールやプラグインが提供されている場合があります。
    • 利用しているCMSの名前と「IndexNow プラグイン」「IndexNow モジュール」といったキーワードで検索してみてください。
    • 導入方法は各CMSやモジュールの指示に従うことになります。
  3. HTMLや独自のシステムで構築されたサイトの場合(専門知識が必要):
    • この場合は、サイトのサーバーサイドにIndexNowのAPIを直接実装する必要があります。
    • IndexNowの公式サイト(indexnow.org)に技術的な仕様が公開されていますので、ウェブサイトの開発者や、サイト構築を依頼した業者に相談して実装してもらうことになります。
    • 基本的には、特定のAPIキーを含むURLに対して、サイトが更新されたページのURLをPOSTリクエストで送信する形になります。

まとめ:お客様に「最新」を届けるために

せっかく心を込めて更新したウェブサイト。それが検索結果で「古い情報」として表示され続けてしまうのはもったいないですよね。

Bing Webmaster Toolsでサイトの状態をBingに伝え、さらにIndexNowで更新情報を素早く通知する。これらを活用することで、あなたのサイトは常に「最新」の状態でお客様の目に触れる機会が増え、ビジネスチャンスを広げることができます。

ウェブサイトの制作や運用を考えている方は、これらのツールを使いこなしているか、または導入をサポートしてくれる業者を選ぶことも、これからのサイト運営においては非常に重要なポイントです。

あなたのウェブサイトが、常に最新の情報を届けられる強力なツールとなるよう、これらの技術の活用をぜひ検討してみてください。

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