名簿管理で毎年頭を悩ませるのが、**「年齢の更新」**ではないでしょうか?一人ひとり誕生日を確認し、手作業で年齢を修正していく作業は、時間も手間もかかりますよね。
でもご安心ください! Excelには、生年月日から年齢を自動で計算してくれる便利な関数があるんです。一度設定してしまえば、あとはExcelを開くたびに自動で最新の年齢に更新されるので、もう手動更新の必要はありません。
今回は、特におすすめのExcel関数を使った年齢自動計算テクニックをご紹介します。
最も簡単で確実!DATEDIF
関数を使おう
Excelで年齢を計算するなら、ズバリDATEDIF
関数が一番のおすすめです。この関数は、2つの日付の間の期間を計算するために作られた、まさに年齢計算にぴったりの関数なのです。
【設定方法】
- まず、お客様の生年月日が入力されているセルを確認してください。ここでは、例として「A2」セルに生年月日(例:1980/5/26)が入力されているとします。
- 次に、年齢を表示したいセル(例:「B2」セル)に、以下の計算式を入力します。 Excel
=DATEDIF(A2,TODAY(),"Y")
- A2: 生年月日が入力されているセル
- TODAY(): 今日の日付を自動で取得してくれる関数
- “Y”: 「年」単位で計算するという意味(満年齢を計算します)
- 計算式を入力したらEnterキーを押してください。A2セルの生年月日に応じた年齢が表示されるはずです。
- あとは、B2セルの右下にある小さな四角(フィルハンドル)をダブルクリックするか、下にドラッグするだけで、他の皆さんの年齢も一気に自動計算されます。
【DATEDIF
関数が素晴らしい理由】
- とってもシンプル! 短い式で正確な年齢が計算できます。
- 自動で更新!
TODAY()
関数を使っているので、Excelファイルを開くたびに、その日の日付に基づいて年齢が自動的に更新されます。 - うるう年もバッチリ! 日付計算なので、うるう年も考慮して正確な年齢を割り出してくれます。
なぜ手動更新は面倒なの?
手動で年齢を更新することには、以下のようなデメリットがあります。
- 時間と手間の浪費: 名簿の人数が多ければ多いほど、作業にかかる時間は膨大になります。
- 入力ミス(ヒューマンエラー)のリスク: 人手で入力する以上、誤った年齢を入力してしまう可能性もゼロではありません。
- 常に最新とは限らない: 更新作業を年に1回しか行わない場合、それ以外の期間は年齢が正確ではないことになります。
まとめ
DATEDIF
関数を使えば、これらの悩みを一気に解決できます。一度設定してしまえば、あとはExcelが自動で年齢を計算・更新してくれるので、あなたは**「確認するだけ」**でOKに!
これでもう、毎年名簿の年齢を気にする必要はありません。ぜひこの機会に、ご自身のExcel名簿にこの便利機能を導入して、日々の業務を効率化してみてはいかがでしょうか?
もし設定に関してご不明な点がありましたら、お気軽にお尋ねください。