会社のWebサイトを長年運用していると、こんなお悩みはありませんか?
- 「ページを何度も追加してきたので、サイト全体がどうなっているのか把握しきれない…」
- 「担当者が変わって、どこに何のファイルがあるのか分からなくなってしまった」
- 「サイトのリニューアルを考えたいけれど、まずは現状を整理するのが大変だ」
Webサイトは、会社の重要な「顔」です。しかし、増改築を繰り返した建物のようになると、全体像が見えにくくなり、お客様にとって使いにくいサイトになってしまう可能性も。
今回は、そんなお悩みを解決する、Webサイトの”地図”を自動で作成してくれるような無料ツール「Website Explorer」をご紹介します。
■「Website Explorer」とは?
一言でいうと、**「指定したWebサイトの構造を丸ごと調査し、分かりやすく表示してくれる」**パソコン用のソフトウェアです。
WebサイトのURLを入力してボタンを押すだけで、サイト内のページを一つひとつ巡回し、まるでパソコンのフォルダを見るように、サイトの全構造をツリー形式で表示してくれます。
このツールを使えば、今まで漠然としていたサイトの全体像を、誰でも簡単に見える化できるのです。
■Website Explorerで解決できること
では、具体的にどのような場面で役立つのでしょうか。
1. サイトの”地図”を手に入れ、現状を正確に把握
サイトがどのような階層構造になっているのか、どんなページが存在するのかが一目で分かります。
- サイトリニューアルの計画に: まずは現状のサイト構造という”地図”を広げることで、どこをどう変更すべきか、具体的な計画が立てやすくなります。
- 担当者の引き継ぎに: この”地図”があれば、新しい担当者もスムーズにサイトの全体像を理解できます。
2. サイトの”健康診断”で問題点をチェック
Website Explorerは、サイトの問題点を発見するのにも役立ちます。
- リンク切れの発見: 「このページは存在しません」という表示は、お客様をがっかりさせてしまいます。サイト内のリンク切れを自動でリストアップしてくれるので、簡単に見つけて修正できます。
- SEOの基本チェック: 各ページのタイトルが設定されているかなどを一覧で確認できます。お客様だけでなく、Googleなどの検索エンジンにとっても分かりやすいサイト作りの第一歩になります。
3. サイトを丸ごとバックアップ
Webサイトを構成しているファイル(HTML、画像など)を、ご自身のパソコンに丸ごとダウンロードする機能もあります。
- 万が一の備えに: サイトに何か問題が起きた際のバックアップとして手元に置いておくと安心です。
- オフラインでの確認に: インターネットに接続できない環境でも、サイトの表示を確認できます。
■使い方はとても簡単!
専門的な知識は必要ありません。ソフトを起動し、調査したいサイトのURLをコピー&ペーストして、開始ボタンをクリックするだけ。少し待つだけで、サイトの解析結果が表示されます。
■まとめ
Webサイトの運用改善は、まず自分たちのサイトが今どうなっているのかを正確に把握することから始まります。
「Website Explorer」は、その第一歩を力強くサポートしてくれる、いわば**Webサイトの”レントゲン写真”**です。無料で利用できますので、自社のサイトを見直し、お客様にとってより良いサイト運営を目指すために、一度試してみてはいかがでしょうか。