登場人物
アオウル博士: ITとセキュリティの専門家。ミマワリの頼れる相談相手。
ミマワリ: アオウルのキャラクター。PCやスマホは毎日使うけど、セキュリティはちょっと苦手。
「Google WorkspaceとMicrosoft 365、結局どっちがいいの？」そんなお悩みをIT専門家が解決！料金プラン、ストレージ、主要アプリ、最新AI（Gemini/Copilot）の機能と価格を詳細な比較表で徹底解説。あなたの会社に最適なツールが分かり、コスト削減のヒントが見つかります。
博士〜、大変！
最近の円安とか物価高の影響で、ウチの会社も経費削減をしなくちゃいけなくて…。部長から「今使ってるグループウェア、本当に最適か見直して」って言われちゃったんです。
ふむふむ、ミマモリ君。それは多くの企業が今まさに直面している悩みじゃな。「長年同じツールを何となく使い続けているけど、もっとコストを抑えつつ便利なものがあるのでは？」と考えるのは当然のことじゃ。特に比較対象になるのが、二大巨頭の「Google Workspace」と「Microsoft 365」じゃな。
そうなんです！料金プランも色々あって、何が違うのかサッパリで…。まずは基本的な料金と機能の違いから教えてもらえませんか？
うむ。では、多くの中小企業で選ばれている人気の「標準プラン」で比較してみよう。分かりやすく表にまとめてみたぞ。
【基本比較】Business Standardプラン（2025年9月時点）
| 項目 | Google Workspace | Microsoft 365 |
|---|---|---|
| プラン名 | Business Standard | Business Standard |
| 月額料金（1ユーザー） | 1,560円 (年間契約) | 1,874円 (年間契約) |
| ストレージ | 2TB / ユーザー | 1TB / ユーザー |
| 主要アプリ | Gmail, ドライブ, Docs, Sheets, Slides, Meet, Chat | Outlook, OneDrive, Word, Excel, PowerPoint, Teams |
| Web会議 | 最大150人、録画機能あり | 最大300人、録画機能あり |
※料金は税抜で、為替や改定により変動する可能性があります。
こう見ると、月額料金とストレージ容量ではGoogleに分があるようじゃな。
本当だ！料金も安いし、ストレージも倍なんですね！
でも、最近は「AI機能」がすごいって聞きます。そこが一番知りたいです！Googleの「Gemini」とMicrosoftの「Copilot」はどう違うんですか？
うむ、そこが今一番の比較ポイントじゃ！どちらも優秀なAIアシスタントじゃが、得意なことが少し違うんじゃ。これも表で見てみよう。
【AI機能比較】Gemini vs Copilot（2025年9月時点）
| 項目 | Gemini for Google Workspace | Copilot for Microsoft 365 |
|---|---|---|
| 追加料金（月額） | 約3,400円〜 | 約4,500円 |
| 強み | Google検索と連携した 最新情報の活用、 複数アプリを横断した 情報の要約・整理 | 使い慣れたWord, Excel, PowerPointとの強力な連携、 定型業務の自動化 |
| 具体的な活用例 | ・Gmailで返信案を自動作成 ・Meetの会議内容を自動で要約 ・ドライブ内の資料から企画書を作成 | ・Word文書の要約・校正 ・Excelのデータ分析やグラフ作成 ・簡単な指示からPPT資料を自動生成 |
簡単に言うと、Geminiは「ブレーンストーミングや情報整理の壁打ち相手」、Copilotは「資料作成やデータ集計の実務アシスタント」というイメージじゃな。
わー、すごく分かりやすいです！AIの追加料金も結構するんですね…。
うーん、ますますどっちが良いのか悩んできました…。
ふぉっふぉっふぉ。最後の決め手は、ミマモリ君の会社の「働き方」じゃ。コストだけでなく、従業員がどちらのツールを使えば生産性が上がるかを考えるのが重要じゃぞ。
＜選び方のヒント＞
▶ Google Workspaceが向いている企業
クラウド上でスピーディーに共同作業を進めたい、社内外との情報共有を活発に行いたい、という文化ならこちらじゃ。
▶ Microsoft 365が向いている企業
昔からのWordやExcelの資産が多く、PCでの緻密な資料作成が中心業務、という文化ならこちらがスムーズじゃろう。
AIのコストは安くはないが、例えば「資料作成時間が月5時間削減できる」なら、人件費を考えれば十分元が取れる可能性もある。まずは一部の部署で試してみて、費用対効果を検証するのがお勧めじゃ。
