「うちのビジネスもそろそろデジタル化しないと…でも、何から手を付ければいいんだろう?」最近、そんな風に感じている経営者の方やご担当者の方はいらっしゃいませんか?ホームページを作っただけ、SNSを始めただけでは、なかなか成果に繋がらないこともありますよね。そんな時に役立つのが、ウェブ解析士協会が提唱する「MELSA(メルサ)モデル」という考え方なんです。なんだか難しそうな名前ですが、ご安心ください! これは、あなたのビジネスのデジタル戦略を整理して、「何のために」「どのように」デジタルを活用していくべきかを見つけるための、とっても便利な地図のようなものなんです。
MELSAモデルってどんなもの? 5つのアルファベットが示す道しるべ
MELSAモデルは、デジタル戦略の目的や役割を、頭文字をとった5つのタイプに分類しています。一つずつ見ていきましょう。
- M (Media:メディア):
- 目的:たくさんの人に知ってもらう、ファンになってもらう!
- 例:魅力的なホームページで情報を発信したり、SNSで楽しい情報をシェアしたりして、お店やブランドの認知度を高めます。
- E (E-commerce:Eコマース):
- 目的:インターネットで商品を売る、サービスを提供する!
- 例:オンラインショップを開設して、全国のお客様に商品を届けたり、ウェブ上でサービスを予約できるようにしたりします。
- L (Lead Generation:リードジェネレーション):
- 目的:将来のお客様候補を見つける、関係を深める!
- 例:ウェブサイトで資料請求を受け付けたり、セミナーの参加者を募集したりして、見込みのお客様と繋がります。
- S (Support:サポート):
- 目的:お客様に満足してもらう、もっと好きになってもらう!
- 例:よくある質問をウェブサイトにまとめたり、チャットで問い合わせに対応したりして、お客様の疑問や不安を解消します。
- A (Active Users:アクティブユーザー):
- 目的:お客様にずっと使い続けてもらう、もっと深く関わってもらう!
- 例:会員制のサービスを提供したり、アプリを使って特別な情報を提供したりして、お客様との繋がりを強くします。
あなたのビジネスはどのタイプ? 組み合わせることも大切!
いかがでしょうか? あなたのビジネスの目的や、デジタルでどんなことを実現したいかに近いタイプは見つかりましたか?
もちろん、一つのタイプに当てはまるだけでなく、「認知度を高めながら(Media)、オンラインで商品を販売する(E-commerce)」のように、複数のタイプを組み合わせることもよくあります。
MELSAモデルを「使える地図」にするために
MELSAモデルは、ただの分類ではありません。この地図を使って、
- 今、自分たちはどこにいるのか? (現状分析)
- どこへ向かいたいのか? (目標設定)
- どうやってそこへ行くのか? (具体的な方法)
を考えるヒントになるんです。
例えば、「もっと多くの人に商品を知ってもらいたい」という目標があるなら、「Media」の視点からホームページやSNSを強化する戦略が考えられます。そして、「どれくらいの人がホームページを見たか」「SNSでどれくらいの人が反応してくれたか」といった具体的な目標(KPI)を設定することで、効果を測りながら進むことができます。
デジタル活用の一歩を踏み出すために
「デジタル化」と聞くと、なんだか難しく感じてしまうかもしれませんが、MELSAモデルは、あなたのビジネスの目的に合わせて、無理なく、そして効果的にデジタルを活用していくための第一歩を照らしてくれるはずです。
もし、「うちのビジネスに最適なデジタルの活用方法が分からない」「MELSAモデルについてもっと詳しく知りたい」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。私たちがお手伝いさせていただきます。