アオウル博士: ITとセキュリティの専門家。ミマワリの頼れる相談相手。新しいガジェットや機能が出るとすぐに試したくなる。
ミマワリ: アオウルのキャラクター。PCやスマホは毎日使うけど、地味な事務作業に時間を取られがち。

「紙の資料をExcelに手打ち入力するのが辛い…」そんなあなたに朗報。Excelの「画像からデータ挿入」機能を使えば、スマホで撮影するだけで表が完成します。しかし、その精度は?手書き文字は?実務でどこまで通用するのか、ITのプロが徹底検証しました。
うぅぅ……目が、目がチカチカします……。
上司から「昔の紙の資料をExcelに入力し直して」って頼まれたんですけど、数字ばっかりで全然終わりません!
これって、2026年になっても「手打ち」しか方法がないんですか!?


おやおや、ミマワリ君。まだそんな「昭和」な作業をしておるのか。
今はExcelアプリに標準搭載されている「画像からデータ挿入(Data from Picture)」機能を使えば、スマホでパシャリと撮るだけで表ができる時代じゃよ。
えっ、写真を撮るだけ?
でも博士、そういう機能って昔からありますけど、結局「文字化け」だらけで使い物にならないイメージがあるんですけど…。本当に仕事で使えるレベルなんですか?


ふむ、確かに数年前までは「おもちゃ」レベルじゃったな。しかし、AI技術が向上した2026年現在は、かなりの精度になっておる。
今日は、様々なパターンの表を実際に読み込ませて、「どこまで通用するか(精度検証)」を行ってみようではないか。
第1章:まずは基本! 使い方の流れ

検証の前に、簡単な使い方をおさらいじゃ。特別なスキャナは不要。手持ちのiPhoneやAndroidでOKじゃぞ。
- スマホで「Microsoft Excel」アプリを開く(Officeアプリでも可)。
- 新規ブックを開き、画面下部などのメニューから「画像からデータを挿入」アイコンをタップ。
- カメラが起動するので、紙の表を撮影し、必要な範囲をトリミングする。
- AIが解析し、プレビューが表示される。間違いがあればここで修正し、「挿入」を押す。
手順はすごく簡単ですね!
問題は「本当にちゃんと読み取れるか」です。博士、実験してみましょう!

第2章:【検証①】きれいな印刷物(見積書・書籍)

まずは、PCで作成されて印刷された、くっきりとした「見積書」のテーブルで試してみよう。
条件は「罫線あり」「フォントはゴシック体」「数字と日本語が混在」じゃ。
🧪 検証結果:精度 95%以上(実用レベル!)
- 数字:ほぼ完璧。カンマ(,)や円マーク(¥)もしっかり認識。
- 日本語:「株式会社」や「品名」なども問題なし。
- レイアウト:列や行のズレもほぼ無く、そのまま合計計算ができるレベル。
すごい!一瞬で表になりました!
これなら、手打ちで1時間かかる作業が5分で終わりますね。誤字脱字チェックだけで済みそう。

第3章:【検証②】手書きのノート・ホワイトボード

次は難易度を上げて、「手書き」じゃ。
会議中のホワイトボードに書かれた売上表や、ノートにボールペンで書いた表を撮ってみよう。
🧪 検証結果:精度 60%~70%(修正必須)
- きれいな字:丁寧に書けば認識するが、崩し字は厳しい。
- 誤認識の壁:数字の「1」と英語の「l(エル)」、数字の「0」と英語の「O(オー)」を間違いやすい。
- 罫線:手書きで線が歪んでいると、隣のセルと合体してしまうことがある。
あー…やっぱり手書きは厳しいですね。
「7」が「1」になってたり、「ツ」と「シ」が逆だったり。これなら、少ない量なら手で打った方が早いかも?

第4章:【警告】ここだけは注意!苦手なパターン

印刷物であっても、AIが苦手とする「鬼門」がある。これを知らずに使うと、後で修正地獄を見ることになるぞ。
⚠️ 苦手なパターンTOP3
- 「結合セル」がある表:日本の書類に多い「セルの結合」。これは高確率でレイアウトが崩れ、データが変な位置に飛ぶ。
- 「二段組み」の表:1つのセルの中に、上段に日付、下段に金額…のように改行して書かれているもの。これは1つの長い文字列として認識されがちじゃ。
- 「背景色や網掛け」:文字の上に濃い色が塗ってあると、認識率はガクンと落ちる。
第5章:精度を劇的に上げる「撮影のコツ」
なるほど、万能じゃないんですね。
でも、できれば少しでも楽したいです!きれいに読み取ってもらうための「コツ」ってありますか?


もちろんあるぞ!AIに「読みやすい画像」を渡してやることが重要じゃ。
- ① 明るい場所で撮る(最重要):影が入らないように注意する。デスクライトの下などで、自分のスマホの影が表にかからない角度を探すのじゃ。
- ② 真上から撮る:斜めから撮ると表が歪み、列がズレる原因になる。可能な限り並行に構えること。
- ③ 余白をトリミングする:撮影後、表の範囲をギリギリまで指定する。不要な文字(ページ番号など)が入るとAIが混乱するぞ。
- ④ 紙を平らにする:資料が曲がっていると認識率が下がる。クリップボードなどで平らにしてから撮影するんじゃ。
まとめ:0から打つより100倍マシ!
よく分かりました!
完璧じゃないけど、「大量の数字をゼロから手打ちする」のと比べたら、修正作業を含めてもスマホで撮った方が断然早いですね!
結合セルに気をつけつつ、照明を当てて撮影してみます!


その通りじゃ。ツールは使いよう。
「8割AIにやらせて、残り2割を人間がチェックする」というスタンスで使えば、ミマワリ君の残業時間は劇的に減るはずじゃ。さあ、まずはその見積書の山から片付けてしまおう!














